TYPE-MOON作品には数々の専門用語?が登場する。直死の魔眼、反転衝動など、惹かれつつも概念そのものが独特で、わかっているようでわかっていないというのが正直なところ。
せめて劇場版で単語もメジャーになってきた”直死の魔眼”という言葉の概念くらいは覚えておきたいと思う。
※「空(カラ)の境界~痛覚残留~」では、大きな魔眼対決が描かれている。
両儀の血(直死の魔眼):両儀式 VS 浅神の血(歪曲の魔眼):浅上藤乃

とはいえ、「空の境界」の物語は、自分はまだ小説を読み終えていないので、TYPE-MOON作品として最初に出会った「月姫」から、同じ分類の能力(魔眼の派生?)を持つ主人公:遠野志貴(とうの・しき)の能力から理解するよう努力しようと思う。
直死の魔眼(ちょくしのまがん) 万物は何らかの要因によっていずれ死に至る事が誕生した時から既に定められている。
この、
はじまりから既に内包する"死"を視覚情報として捉える事のできる魔眼の事。
いわば見るというよりはその存在の因果の連鎖の終端、つまりは
「誕生」という大元の
原因から最終的に発生する事が定まっている「死」という結果を「読み取っている」という
表現の方が近いと思われる。
眼球のみによらず、先天的に持って生まれた特別な回線が根源へと繋がる事によって、モノの死を理解する事が可能となった脳髄とセットで成り立つ能力。故に超能力として分類されるのかもしれない。
※遠野志貴の場合、一度死を体験する事によって回線が根源に繋がった。"死"は、具体的には点と線として視える。
線:モノの死にやすい部分。 線に沿って切る事によってその個所を死に至らしめる事ができ、本体の生死いかんによらず動く事も治癒・再生も不可能となる。切る際にはほとんど腕力を必要としない。対象の強度に関係なく切断可能。鉄だろうとなんだろうと、線の視える場所であれば軽がると切断できる。
点:モノの死そのもの。 突くとそのモノ(本体)は死ぬ。こちらも突く際には腕力を必要とせず、対象の強度も無視される。線を流している根源でもあり、能力が高まっている時や、極度に集中している時でないと視る事は出来ない。
モノは通常、死に至らしめる要因が発生し、それによって死ぬ。
しかし、直死の場合は逆で、いわば
万物がはじまりから内包している死を、線・点への干渉によって強制的に発現させるものであると思われる。 この場合の「死」とは生命活動の停止ではなく意味的な死である為、即座に活動を停止する。よって普通の攻撃と違い先に攻撃を成功させてしまえば、反撃を受ける心配は基本的に無い。
意味の死であるが故に、死に至らしめる事が可能なのは生物に限らない。生命活動を行っていようといまいとこの世界の中で意味を持って存在しているモノである限り、あらゆるモノを死に至らしめる事が可能。
死者ですらも「死者」としての意味を持ち、直死の前にはいわば「生きた死者」であるが故に殺す事が可能。
この辺りがアルクェイドをして志貴をバケモノと言わしめる所以と言える。
しかし、そのアルクェイドは夜であれば世界からのバックアップによって死の要因がまるで無くなってしまう為、流石にその死を視る事はできない。どうやら死を視る事のできる対象の限界はその時代の人間の限界に比例する模様。
また、生物である志貴は同じ生物の死を理解できるが、非生物の死は理解し難いためハッキリとその死を視る事は出来ない。
これらのように自身の限界を超えたモノ、理解し難いモノの死を無理をして視ようとすると、脳神経にかかる過剰な負荷によって最悪の場合廃人となる事もありうる。
非常にレアな能力であり、長い時を生きた吸血鬼達にすら実在する能力であるとは思われていなかったようである。
※情報ソース「月姫辞典」より。
http://lab.vis.ne.jp/tsukihime/dictionary/tagyou.html……とてもわかりやすくまとめてあるサイトさんからの引用なのですが。。。
自分の理解力が足りないのか。まだよくわかっていない罠!わな!ワナ!!……(・ω・;)